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CV

石原葉 / Yo Ishihara

「わたし」と「あなた」の境目はどこにあるのだろう。

 

それはきっと自分の体を覆うこの皮膚だ。

この皮膚を超えて、「わたし」が「あなた」になることはありえない。しかし「わたしたち」と「あなたたち」の境目はどこにあるのだろうか。 テレビの向こうの訪れたことのない国の人々に対し自分を重ね、意識を共有しているかのように感じることもあれば、共に住んでいるにも関わらず相容れない境を感じることもある。それは明確な自覚と共にあるわけではなく、なんとなく。「わたしたち」と「あなたたち」の線引に気づくこともなく振る舞うこともありえるだろう。 しかし、その無自覚さ、は、ときに刃になることを自覚しなければならないように思える。特に現代において。目の前に現れる人々と自分との「違い」が、人種や性別といった目に見えるもので表されない時代において。そしてその「違い」さえ、「わたしたち」と「あなたたち」の境界にはなりえないことを受け入れざるをえないからこそ。

現代における共同体を「絶え間なく了承を繰り返す場所」と仮定し、絵画におけるシアトリカリティをキーワードに無自覚な視線の可視化や対話について絵画制作を通して思考し続けている。

2011年〜2020年、東北地域の美術の可能性を探るプロジェクト「東北画は可能か?」にて共同制作のリーダー、アーカイブブックの編集長、東京都美術館、鶴岡アートフォーラムでの展示のキュレーションなどを行う。
現在、演劇集団ゲッコーパレード(https://geckoparade.com/)所属。

 

佐藤国際文化育英財団第25期奨学生、神山財団芸術支援プログラム奨学第2期生。

BIOGRAPHY​​

​1988年 生まれ
2011年 東北芸術工科大学 芸術学部美術科日本画コース入学

2020年 東北芸術工科大学大学院 芸術工学専攻博士課程卒業

 

SOLO EXHIBITION         
​2018年 Jungle in your eyes / フリュウ・ギャラリー(東京)
2019年 石原葉展 / Chinese Restaurant CAREN (山形)
      博士学位審査展示 不法侵入/ 東北芸術工科大学 7F the TOP
2020年    石原葉 個展ーWhoー / 靖山画廊(東京)

2022年  Walking in the forest / Cyg art gallery (岩手) 

(個展)喜多方レシピ/ Next door(福島)


GROUP EXHIBITION
2013年 それぞれの山形展 /遊学館(山形)
2014年 墨の五彩 /フリュウ・ギャラリー(東京)
      それぞれの山形展 /山形まなび館(山形)
      どこかで生きてる展 /Sendai artist run place(宮城)
      第6回星野眞吾賞展(入選) /豊橋市美術博物館(愛知)
      全国美術大学奨学日本画展2014(入選) /石正美術館ギャラリー(島根)
      20代新鋭画家による絵画展 /東京エレクトロンホール宮城(宮城)
      第3回悠々貫々展 /ギャラリー専(宮城)

2015年 東北芸術工科大学卒業制作展 /東北芸術工科大学(山形)・東京都美術館(東京)
2016年 第4回悠々貫々展 /ギャラリー専(宮城)
      Nabel vol.5 /恵埜画廊(山形)
      山種美術館展 SEED 2016 /山種美術館(東京)
      ひじおりの灯2016 /松屋旅館(大蔵村肘折地区)
              佐藤美術館第25回奨学生美術展 /佐藤美術館(東京)

​2017年 美大生展 /SEZON ART GALLERY(東京)
      森のイロドリ 野のコトノハ /今井アートギャラリー(山形)
      相転移 /KUGURU (山形)
      モノクロマティカ Ⅳ /フリュウ・ギャラリー(東京)
              TOHOKU CALLING /千代田3331(東京)
              神山財団芸術支援プログラム第3回卒業成果展 /銀座アートホール(東京)
2018年 第六回悠々貫々展 /ギャラリー専(仙台)
      スクエア ザ・ダブル vo12 /フリュウ・ギャラリー(東京)
​      TOHOKU CALLING small works /オリエアートギャラリー(東京)​
      Artmore Award Exhibition /弘重ギャラリー(東京)
              Multi layered surfaces /NICA(東京)
      神山財団芸術支援プログラム 第四回卒業成果展/FEI ART MUSEUM YOKOHAMA(神奈川)
      三菱アートゲートプログラム「MC FOREST」/三菱商事ビル1F(東京)
      たいせつなもの展 /靖山画廊(東京)
2019年 第七回悠々貫々展 /ギャラリー専(仙台)


悠々貫々展ー東北芸術工科大学日本画修了生展ー /仙台三越美術画廊(宮城)
(個展)石原葉展 /Chinese Restaurant CAREN (山形)
Good things in life /羽黒・芸術の森(山形)
森のコトノハ、野のイロドリ /羽黒・芸術の森(山形)


REDーwomanー /靖山画廊(東京)


Oe EXPO プレ展示イベント /ふれあい会館(山形)
Future Artist Tokyo /国際フォーラム(東京)


2020年    東北芸術工科大学卒業・修了展/東北芸術工科大学the Wall(山形)

Oe EXPO /ふれあい会館(山形)
山形 美の鉱脈 /山形美術館(山形)
Tokyo Real underground 舞踏ニューアーカイヴ/オンライン
絵本の絵V /フリュウ・ギャラリー(東京)

2021年  舞踏ニューアーカイヴ展/BUoY(東京)

         ゲッコーパレード公演 病 作品出品/旧加藤家住宅(埼玉)
                   アート自由市/星医院画廊(福島)
                   この地から遠くへと思いを馳せて/羽黒・芸術の森(山形)

2022年  後発的当事者/原爆の図・丸木美術館(埼玉)

混沌の中から創造は生まれてくる /羽黒・芸術の森(山形)

2023年 ART LINKS /新宿高島屋美術画廊(東京)

      混沌の中から創造は生まれてくる 「思いつき」から「かたち」へ/羽黒・芸術の森(山形)

2024年 京都日本画新展2024/美術館「えき」KYOTO(京都)

ILLUSTRATION

2020年 藻が湖伝説

2021年 舞踏出来事ロジー

COLLABORATION

2020年 ゲッコーパレード

OTHERS 
2014年 やなぎみわ Stage Trailer Projectに参加。台湾での2週間のレジデンス・下絵制作、横浜での移動舞台車の装飾作業を行う。
2015年 はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト実行委員会主催「〈北〉を学ぶエクスカーション・シンポジウム・トークセッション」
      シンポジウム「北を学ぶということ」講師(久松知子さんと東北画は可能か?の活動に関してプレゼンテーション)
2016年 東北文化友の会会報 まんだらvol59. 【コラム】東北画は可能か?−地方之国構想博物館−報告
      文化庁 大学を活用した文化芸術推進事業 市プロジェクト「芸術界隈」に参加
2017年 ゲッコーパレード 滞在公演 北千住Buoy「ヘンリー六世」チラシ絵、絵画担当
      マルイシ工作室「カヤカリでまるっとハウスをつくろう」WSスタッフ
2018年 TAC TALK特別企画:「自分たちの居場所をつくる」guest:黒田瑞仁(ゲッコーパレード:演出家)
      TAC TALK特別企画:「自分の作品を『届ける』方法」guest:吉松可余子(株式会社コルク:WEBディレクター)
      石原葉+ゲッコーパレード 演劇公演「リンドバークたちの飛行」:企画
      関連イベント「私たちは、どこで表現をしているのか」佐々木敦(批評家)×黒田瑞仁(演出家)司会:石原葉

2020年 博士論文「絵画領域における視座の共有とシアトリカリティ」にて博士号取得

東北画は可能か?

2009年 「東北画は可能か?」発足

2011年 「東北画は可能か?」に参加。

      会津・漆の芸術祭2011(東北画は可能か?で参加) /大和川酒造(福島)
      奈良・町家の芸術祭 はならぁと(東北画は可能か?で参加)/正木邸(奈良)
2012年 岡本太郎現代第芸術賞展(東北画は可能か?で参加。入選)/川崎市岡本太郎美術館(神奈川)
      東北画は可能か?展 /東北芸術工科大学114(山形)
      会津・漆の芸術祭2012(東北画は可能か?で参加)/喜多方蔵の里(福島)

2013年 東北画は可能か?展 /coco laboratory(秋田)
      東北画は可能か?ーまなざしの解放ー /ARTZONE(京都)
      現代「漆・歴史」考(東北画は可能か?で参加)/福島県立博物館(福島)
      喜多方アート暮らし(東北画は可能か?で参加) /喜多方蔵の里(福島)
      N.E.blood 三瀬夏之介展(東北画は可能か?で参加) /気仙沼リアスアーク(宮城)

2014年 震災と表現 BOX ART〜共有するためのメタファー(東北画は可能か?で参加) /気仙沼リアスアーク(宮城)
      山形ビエンナーレ 三瀬夏之介+東北画は可能か? /東北芸術工科大学7Fギャラリー(山形)
      新・北方美術倶楽部 久松知子+東北画は可能か? /喜多方蔵の里(福島)

2015年 東北画は可能か?アーカイブブック作成、編集長を担当。
      三瀬夏之介 日本の絵 執拗低音 (東北画は可能か?で参加) /京都市美術館別館(京都)
      われらの時代:ポスト工業化社会の美術 (東北画は可能か?で参加) /金沢21世紀美術館 (石川)
      東北画は可能か? /星医院画廊(福島)
      東北画は可能か?地方之国構想博物館(久松知子さんとの共同キュレーション) /東京
都美術館(東京)
      東北画は可能か?地方之国現代美術館 /T-art gallery(東京)

2016年 山形ビエンナーレ2016 東北画は可能か?地方之国構想博物館 (東北画は可能か?で参加)/東北芸術工科大学(山形)
      山形ビエンナーレ2016 ひじおりの灯 /東北芸術工科大学(山形)

2017年 東北画は可能か?地方之国構想博物館 (会場構成担当)/鶴岡アートフォーラム(山形)

2019年 Tohoku Calling (東北画は可能か?として参加)/佐藤美術館(東京) 

2022年 東北画は可能か?ー千景万色ー /原爆の図 丸木美術館(埼玉)
             


Public collection 
​2017年 「無効信号-wedding-」 山形市役所
​      「Filter bubble」 神山財団

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